2009年11月14日土曜日

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このあいだ45歳になった。45歳は特別な年齢とは云えず、20や30と較べれば、特別な感慨はないけれども、妻を娶ってはじめての誕生日であり一緒に祝ってくれる家族がいるというのはありがたいことだ。

2009という年は、個人的には所帯を持ったという点で特筆すべき年であるが、歴史的にも記述が多くなる年であろう。アメリカと日本で起きた政治の変化。毎週ネタの尽きないエログロナンセンスな事件。時代を象徴する人物の死。

それはちょうど20年まえの1989年を彷彿させる。僕が社会人になりスーツを着るようになった年。昭和64年が7日間しかなく平成元年となった。松下幸之助と美空ひばりが死去。1億円が拾われ、リクルート事件が発生。宮崎勤が幼児殺傷事件を自供。福岡シーサイドももちと横浜みなとみらいで博覧会が開催。6月に天安門事件。11月にベルリンの壁崩壊。

そのころ、僕はポールスミスのスーツを3着、ほかにもDCブランドのスーツを3着持っていた。世間知らずで時代に浮かれてクレジットカードで買ったいくつものスーツ。みんな処分してしまった。いまではスーツは2着しか持っておらず、ひとつは礼服。

それでも1枚だけ、そのころ買ったシャツがある。コム・デ・ギャルソンのベーシックなシャツで、紺地に小さな水玉が散らしてある。30歳までは頻繁に、いまでは年に2、3回しか着ることもないけれど、65歳になってもまだ着られるのではないかと信じている。

2029年も、そんな記憶に残る年になるだろうか。妻が誕生日を祝ってくれるだろうか。

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